AIでホームページの形ができたあと、多くの人が止まるのがここです。作ったものを、どこに置けばいいのか。
私は小規模企業3社のホームページをAIで作り直し、自分のサイトも複数運用しています。この記事を載せているサイトも、少し前に自分で立ち上げたものです。そのときにつまずいた箇所も含めて、公開までの手順を書きます。
AIで作ったホームページを独自のURLで公開するなら、レンタルサーバーとドメインを用意することになります。作る作業がどれだけ速くなっても、ここは自分で手配する部分として残りました。そして契約を決めるときに効いてきたのは、価格よりも管理画面の使いやすさでした。
AIでホームページを作っても、それだけでは公開されない
AIに指示を出してホームページの形ができると、完成した気分になります。私も1社目でそうでした。
ただ、その時点でできているのは、自分の手元にあるファイルか、サービスの中に置かれた下書きです。誰かが検索して見つけられる状態にはなっていません。
私が公開するときに用意しているのは、次の2つです。
- レンタルサーバー … 作ったものを置いて、外から見られるようにする場所
- ドメイン … サイトのURL。この記事なら failog.com にあたる部分
私の場合は、どちらも自分で契約しました。無料で使える設置場所や、他社のサービスの中に置く方法もありますが、独自のURLで公開して自分で運用するなら、この2つを用意することになります。
企業3社のサイトをAIで作り直したときの記録は、AIホームページ作成の実例 HTMLを書けない私が企業3社を制作に書いています。
公開までの手順
私が実際にやっている順番です。
1 レンタルサーバーを契約する
先にサーバーを契約します。多くのサービスで、契約するとドメインが1つ無料で付いてきます。先にドメインを別で買うと、この特典を使えないことがあります。
2 ドメインを決める
英字と数字とハイフンだけで、短いものにします。日本語のドメインは、共有したときに文字化けすることがあるので避けています。
私の場合、ここは毎回いちばん悩みます。あとから変えると、リダイレクト(古いURLから新しいURLへ自動で転送する設定)やサーチコンソールでの移転の手続きが必要になり、手間が増えるためです。適切に設定すれば検索の評価は引き継げますが、最初から決めておけば発生しない作業です。
3 サーバーにドメインを追加する
契約したサーバーの管理画面で、使うドメインを登録します。このとき、サイトのファイルを置く場所が自動で作られます。
私がこのサイトを立ち上げたときは、ここで表示を速くする機能(キャッシュ)を先に切りました。有効なままだと、直したはずの画面が古い状態のまま表示され、直っていないように見えることがあるためです。公開が落ち着いてから戻します。
なお、切る順番があります。上位の設定を先に切らないと、下位の設定を切れませんでした。
4 SSLを有効にする
SSLは、通信を暗号化する仕組みです。これがないと、閲覧したときに警告が出ます。
多くのサービスで無料で使えて、管理画面の切り替えだけで済みます。ただし有効にしてから実際に使えるようになるまで、反映待ちの時間があります。このサイトのときも、切り替えた直後は反映待ちの表示のままでした。設定を間違えたわけではないので、何度もやり直さずに待ってください。
反映されたかどうかは、ブラウザでサイトを開いて鍵のマークが出るかで分かります。
5 WordPressを入れる
AIで作ったものをそのまま置く方法もありますが、あとから自分で記事を足したいなら、WordPressを入れておくほうが楽です。管理画面から数分で設置できます。
このときに決めるログイン用のユーザー名は、admin や会社名にしないでください。外から推測されやすくなります。あとから変えるのが面倒な箇所です。
設置画面でテーマを選べる場合がありますが、私は初期のままにしました。テーマは後から入れ替えられますし、選んだ理由を記録に残しておきたかったためです。
6 記事のURLの形を決める
WordPressの初期設定では、記事のURLが番号を含む形になっています。ここを記事名だけの形に変えました。
この設定は、記事を1本でも公開したあとに変えると、それまでのURLが全部変わります。記事が0本のうちにやってしまうのが安全です。私はこのサイトで、記事を書き始める前に済ませました。
7 表示を確認して公開する
AIで作った内容を移し、表示を確認します。
このとき、パソコンの画面だけでなく携帯の画面幅でも見てください。パソコンでは問題なくても、幅の狭い画面で横にはみ出すことがあります。ブラウザの機能で画面幅を375にすると確かめられます。
レンタルサーバーを選ぶときに私が見ているところ
サーバーの比較記事は、たいてい速度と価格の話になります。実際に複数のサイトを運用してみて、私がいちばん効いていると感じるのは別の点でした。
管理画面が分かりやすいかどうか
私はシステム開発の技術者ではないので、管理画面で迷うと、そこで作業が止まります。
ドメインを追加する、SSLを有効にする、WordPressを入れる。この3つは私の場合、毎回やっています。メールアドレスを作ることもあります。どこを押せばいいのかが一目で分かるかどうかで、かかる時間がまったく変わります。
技術に詳しい人なら、多少分かりにくくても調べて進めるでしょう。私はそうではないので、ここを最優先にしています。
余計な選択を迫ってこないかどうか
これも実際に使うまで気づきませんでした。
管理画面を開くたびに上位プランへの案内が出たり、有料の追加機能を選ばせようとしたりするサービスもあります。作業のたびにこれが挟まると、判断すること自体が負担になります。
やりたいことだけを、迷わずできる。私はこの点を、価格差より重く見ています。
価格は最優先ではない
安いサービスはあります。ただ、月に数百円の差で管理画面の使いにくいものを選ぶと、詰まるたびに調べる時間が発生します。時給に換算すれば、その時間のほうが高くつきます。
とくに、これから何件も作る予定がある人ほど、この差は効いてきます。1件で覚えた操作をそのまま使えるからです。
私が契約しているプラン
実際の契約内容を書いておきます。
エックスサーバーのスタンダードプランを、36か月契約で使っています。月額に換算すると693円です。これはキャンペーン価格で、2026年9月7日17時までの適用でした。2026年8月23日時点で公式サイトを確認した内容です。価格は変わりますので、契約前に必ず最新の情報をご確認ください。
契約期間が長いほど月額は下がりますが、続けるか分からない段階で3年を選ぶ必要はないと思います。私は複数のサイトを運用する前提だったので長期にしました。
これまでにロリポップも使っています。そのうえで、いまはエックスサーバーを使っています。決め手は上に書いた2つで、速度や価格ではありませんでした。
1つの契約で複数のサイトを置けます。これから何件も作る予定があるなら、1件ごとに契約する必要はありません。実際、このサイトも既存の契約に追加する形で立ち上げました。
立ち上げてみて、先に知りたかったこと
このサイトを立ち上げるまでに、待ち時間で戸惑った場面が2つありました。
1つはSSLの反映待ちです。有効にしてもすぐには使えず、しばらく待つ必要がありました。
もう1つはドメインの所有者確認です。サーチコンソールに登録するとき、指定された文字列をDNSに登録して確認する方式を選んだのですが、こちらもすぐには通りません。設定が世界中に行き渡るまで時間がかかるためです。
どちらも共通しているのは、失敗ではなく待ち時間だという点です。すぐ反映されないと設定を疑いたくなりますが、やり直すと状態が複雑になります。まず待つ、というのが正解でした。
サーバーを別の会社へ移した記録は、WordPressサーバー移転の実例 338記事を2日で移した記録にあります。

