いま読んでいるこのサイトは、4日前にはありませんでした。
ドメインを取ったのが1日目です。4日目の時点で、記事が15本公開され、検索結果にも出始めています。作業はほぼすべてAIに指示を出して進めました。
何をどの順でやったのか、どこで詰まったのかを、そのまま書きます。
1日目 土台を作る
最初にやったのは、サーバーとドメインの用意です。
私はすでにレンタルサーバーを契約していたので、そこに新しいドメインを追加する形にしました。1つの契約に複数のサイトを置けるので、契約を増やしていません。
サーバー選びで何を見ているかは、AIで作ったホームページの公開手順 レンタルサーバーの選び方 に書いています。
ドメインを決めるのに一番悩んだ
作業そのものは数分ですが、決めるまでが長かったです。
あとから変えると、それまでに公開したページの住所がすべて変わります。転送を設定すれば検索の評価は引き継げますが、手間が増えます。最初に決めておけば発生しない作業です。
ここで最初の待ち時間が来た
ドメインを追加したあと、暗号化された通信の設定を有効にしました。これがすぐには反映されません。
管理画面には反映待ちと表示されたままで、しばらく待つ必要がありました。設定を間違えたわけではないのですが、初めてだと不安になります。
このあと何度も同じ形に出会いました。設定を変えても、すぐには効かない。待つのが正解で、やり直すのは間違いです。
記事のURLの形を先に決めた
WordPressを入れたあと、記事の住所の形を変えました。
初期の設定では、住所に番号や日付が入る形になっています。これを記事の名前だけの形に変えました。
この変更は、記事を1本でも公開したあとにやると、それまでの住所が全部変わります。記事が0本のうちにやってしまうのが安全です。
2日目 見た目と必須のページ
2日目は、見た目の作り込みと、必要なページの用意に使いました。
禁止事項を先に決めていた
見た目を作らせる前に、使ってほしくないものを一覧にして渡しています。
紫から青へ変化する背景を使わない。角の丸い枠を3つ横に並べない。見出しの先頭に絵文字を置かない。以前、企業のサイトを作ったときに、抽象的な指示では思ったようにならなかった経験があったためです。
この方法は半分うまくいきました。避けたい形は出てこなくなります。
ただし、禁止をすべて守った結果、何も無い画面ができました。特徴のない、素っ気ないサイトです。禁止は下限を示すだけで、何かを作る指示にはなりません。
結局、あとから作り直しています。上の帯にメニューを置き、分類ごとに色を分け、記事の一覧に強弱を付けました。最初から「何を置くか」も決めておくべきでした。
必須のページを4つ作った
プライバシーポリシー、運営者情報、お問い合わせ、サイトマップ。この4つは、広告を載せる予定があるなら先に作っておくほうがよいです。
とくにプライバシーポリシーには、書いておくべき項目があります。Cookieの説明、第三者が配信する広告についての記載、広告を無効にする方法の案内。後から足すより、最初に整えたほうが早いです。
お問い合わせは、受け取った内容をサーバーに保存しない形にしました。保存しなければ、漏れる心配もありません。
3日目 記事を書き始める
3日目から記事の公開に入りました。
材料を先に集めていた
実は、1日目から作業のたびに記録を取っていました。何が起きて、原因は何で、どう直したか。この3つを、作業のたびに書き残しています。
記事を書く段階になって、この記録がそのまま材料になりました。思い出しながら書くのではなく、記録から書く形です。
あとから思い出そうとすると、細かい数字が失われます。何分かかったか、何件あったか、何回失敗したか。その場で書いておかないと、記事にできません。
1本ずつ確認しながら公開した
まとめて書かせて、まとめて公開する形は取りませんでした。
1本公開するごとに、実際の画面を開いて確かめています。表示が崩れていないか、リンクが開けるか、意図した位置に出ているか。
この確認で、いくつも問題が見つかりました。画面の幅が狭いときだけ文章が消えていた、指定した色と違う色が表示されていた、報告では正常なのに実際には出ていなかった。
書いたものと、出てきたものは別でした。この話は AIの報告を8回信じて8回とも間違っていた 確かめ方の話 に詳しく書いています。
4日目 検索に載り始めた
4日目に、検索結果に出ていることを確認しました。
やったのは2つだけ
サーチコンソールにサイトを登録し、サイトマップを送りました。それから、いくつかの記事について個別に登録を依頼しています。
これで、公開から4日で載りました。何もしなければ、もっとかかっていたと思います。
所有者の確認でも待たされた
サーチコンソールに登録するとき、サイトが自分のものであることを示す作業があります。指定された文字列をサーバー側に登録する形です。
これも、すぐには通りませんでした。1回目は失敗しています。
設定が行き渡るまでに時間がかかるためで、しばらく待ってからもう一度試したら通りました。設定をやり直さなくて正解でした。
4日間で待たされた時間
振り返ると、待ち時間が3か所ありました。
- 暗号化された通信の設定が反映されるまで
- 所有者の確認が通るまで
- 検索結果に載るまで
どれも、作業ではなく待つ時間です。そしてどれも、失敗したように見えます。
初めてだと、反映されないのを見て設定をやり直したくなります。やり直すと状態が複雑になって、かえって遠回りになります。
まず待つ。これが4日間でいちばん役に立った判断でした。
AIに任せた部分と、任せなかった部分
作業のほとんどはAIに指示を出して進めましたが、任せなかったものもあります。
任せたもの
- サーバーの設定、ファイルの配置
- 見た目を作る作業
- 記事の下書き
- 確認の作業。数を数える、表示を見る、色を測る
私はシステム開発の技術者ではありません。これらを自分でやろうとすると、調べるところから始まります。
任せなかったもの
- サイトの名前と、何を主題にするか
- 記事に書く事実そのもの
- 出てきたものが良いか悪いかの判断
とくに3つ目です。見た目を作らせて、出てきたものが素っ気ないと判断したのは私でした。その判断が無ければ、最初の空の画面のまま進んでいました。
指示の出し方については、AIへの指示書に必ず書いている5つの項目 実物の型を公開します にまとめています。
4日でできたのは、判断の材料があったから
最後に、正直に書いておきます。
4日でできたのは、私が速いからではありません。過去に同じような作業を何度かやっていて、どこで詰まるかを知っていたからです。
企業のサイトを3社ぶん作り直したときに、抽象的な指示ではうまくいかないと分かっていました。サーバーを移設したときに、確認を自動化してはいけないと分かっていました。その経験があったので、同じ場所で止まりませんでした。
初めての人が4日でできるかというと、たぶん難しいと思います。ただ、手を動かす作業は確実に速くなります。私の場合、時間を使ったのは決める作業のほうでした。
これから同じことをする方は、待ち時間があることを最初から見込んで日程を組んでください。私の場合、待つと分かっていなかった箇所で、いちばん焦りました。

